夜寝る前に暗いニュースを見てはいけない、
とよく言われますよね。
携帯画面で見るニュースは、なおさら。画面を見るだけでも目に悪いです。
その後は色々とネガティブな想像力が開花し、
将来への不安や心配事のオンパレード。
ネガティブ・ループへ陥ってしまいます。
なのに、やってしまいました・・・
一昨日の夜、NY日本領事館のサイトに載っている注意喚起に
目を通してしまいました。
そこには、
「危険を察知したら、フードや帽子で容姿がわからないようにしましょう。」
なんてことが書いてあります。
自分の容姿を隠しましょう、
というアドバイスに思わず動揺してしまいました。
最近のニュースから考えると、意外なことでも何でもないのですが、
改めて不安な気持ちになりますし、
身近な生活への心配ごとがあれこれと沸き上がってきます。
海外で生活する以上、このようなことはリスクとして起こり得る
ということは承知していたつもりですが、
子ども達の安全については、ことさら神経質に考えてしまいます。
とりあえずコロナ禍の今は子連れで遠出をすることもないし、
外出範囲はよく知っている治安の良い生活圏のみ。
夜中はもちろん、早朝や夕方も外出することはないので、
基本それを徹底するしかないのかなと考えています。
我が子の身の安全は100%守りたい。
どんなことがあっても。
親ならまあ大抵そう考えると思います。
そして私が次に考えるのが、自分のお店の運営についてです。
幸いにもお店はとても治安の良い場所にありますし、
私が実際に表に立って接客をすることはあまりないのですが、
お店運営や従業員の安全確保など、
やはり心配の種はつきません。
そんなこんなで、どっぷりとネガティブ・モードに浸った翌日、
私は少し重い気持ちでお店の開店準備をしていました・・・
すると、よく立ち寄ってくれるローカルの常連さんお二人が、
フロント・ドアにピッタリとお顔を近づけて店内を覗いています。
急いでドアを開けると、
「We just wanted to say hello!」といつもの気さくな感じで
声をかけていただきました。
まず、これでだいぶ気分が明るくなりました。(はい、単純です。)
その後も、別の常連さんが友達を連れていらしてくれたり、
最近私の店のことを知って気に入ってくださったお客さんが
また立ち寄ってくださったり、
知人から紹介されたとおっしゃって、
遠くLAからご夫婦がいらしたり・・・
良い人々との温かい会話が多かった一日となりました。
正直、このタイミングで本当に有り難かったです。
暗いニュースが続くと、世の中物騒なことばかりに思えてきますが、
どんな時にも良識のある人はたくさん存在していて、
ポジティブなエネルギーがもらえるのです。
もちろん身の安全を守ることは第一優先ですが、
やみくもに恐れず賢く前向きに生活していきたいものです。
コロナ禍、本当に色々と考えさせられます。